“ありがとう経営”
サービスの品質は絆で結ばれた人間関係で決まる

代表取締役 佐久間茂
弊社は創業以来、地域の皆さまへのサービス提供を生業としてきました。
近年では社会情勢の変化に伴って人々の消費意識や行動も大きく変化しており、弊社にあっても消費スタイルの変化にしっかりと追随できているのか、お客さまの望みに十分に応えることができているのかと、日頃の業務において自らの姿勢を正すことの重要性を痛感させられます。

創業当時を振り返れば、流通インフラの整備に伴ってGMSが大いに発展し、成熟の時代を迎えていました。これに続く情報インフラの拡充は、消費者ニーズをより精緻に捉えることでコンビニ業態のめざましい伸展を支えてきました。その延長線上にある現在、私たちはこれからのサービス業における品質改善が、果たしてどうあるべきなのかを原点に戻って再考する必要にせまられています。

ダイチ・コーポレーションでは、地域社会を構成する一員として果たすべき役割という視点からも今後のサービス業のあり方を模索しています。
ひとりひとりの従業員がお客さまと向き合うなかで、そのお客さまが望んでいること、欲していることを感じ取ることのできる感性を向上させること。それはかつての商いにあった人と人との絆を再び取り戻すことでもあり、今後のサービス業に求められるサービスそのものの品質でもあると考えています。

こうした考え方は、市場をマスで捉える巨大企業ではあり得ないのかもしれません。
しかし幸いにも弊社は自他共に認める中小企業です。だから「区内ナンバーワンの強小企業になろう!」と激励しあっています。
強小企業というのは単なる言葉のもじりではありません。
品質の高さで胸をはることのできるサービスを具現化すること、およびその過程を通じて人を育てることが『強小企業』の定義です。
思いやりや気配りにあふれた豊かな人間関係など、小さな組織だからこそ発揮できる優れた特質。その特質を十分に生かしきる経営理念こそが、地域社会との絆において力強い企業体質をもたらすものと考えています。

代表取締役 佐久間 茂